【アルツハイマー型認知症の症状と予防や治療】身体的症状

アルツハイマー型認知症の場合、すぐ前の食べたものを忘れてしまう、自分が今どこにいるのか、今日は何日かわからない、といった、物忘れ、つまり記憶障害とは別に、身体的な症状も起こります。

たとえば、失語、失行、失認という症状があります。これらは見当識障害と呼ばれます。

失語
聴覚や発生機能に異常がないのに言語の理解や発声が障害されているものを失語といいます。

失行
運動障害をもたらす器質的な病変がないにもかかわらず行動が正しく行われないものをいいます。

失認
本来認識すべき対象に対して正常な意味理解ができなくなったものをいいます。

これらの症状が進行すると、歩行障害や失語状態が悪化することがあります。そして日常生活にも支障が生じます。

そのほか、めまいや頭痛といった心気症状がみられます。

道徳観や清潔感が失われ、性的に問題のある行動が見られることがあります。

また、場所をわきまえずに排尿するといった行動も生じます。

夜間に幻覚をみることがあり、夜中に部屋のなかを歩き回ったり、大声をあげて、家族の生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。

身体的な症状としては、神経系以外の異常や変化は起こらないのが普通なのですが、歩行困難や失禁などの神経系の変化から異常が起こることはあり、症状が進むと寝たきりになってしまいます。

末期は完全な認知症状態にいたり、ふつう発病から5〜10年で死にいたるといわれます。


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